はじめに
Webページ上のフォームやテキストエリアに繰り返し同じ文字列を挿入することってありませんか?そんな煩わしい作業を効率的に行うためのブックマークレットを紹介します。このブックマークレットを利用すると、指定したテキストエリアに簡単に文字列を挿入することができちゃいます。
このブックマークレットの主な機能は、指定したテキストエリアに指定した文字列を挿入することです。例えば、以下のようにブックマークレットを使用すると、指定したIDのテキストエリアに"AAA"と"BBB"という文字列が改行で区切られて自動的に挿入されます。
javascript:(function(){
var textareaId = "prompt-textarea"; // テキストエリアのID
var textToInsert = "AAA\nBBB"; // 挿入する文字列(改行あり)
var textarea = document.getElementById(textareaId); // テキストエリアを取得
// テキストエリアが見つかった場合は文字列を挿入、見つからない場合はエラーを表示
if (textarea) {
textarea.value = textToInsert;
} else {
console.error("Textareaが見つかりません。IDを確認してください。");
}
})();
コードの詳細説明
変数の設定
var textareaId = "prompt-textarea"; // テキストエリアのID
var textToInsert = "AAA\nBBB"; // 挿入する文字列(改行あり)
変数 textareaId
には対象のテキストエリアのIDを、textToInsert
には挿入したい文字列を設定します。改行を含む文字列もサポートしています。
テキストエリアの取得
var textarea = document.getElementById(textareaId); // テキストエリアを取得
指定したIDのテキストエリアを取得します。document.getElementById
メソッドは、指定されたID属性を持つ要素を返します。
文字列の挿入
if (textarea) {
textarea.value = textToInsert;
} else {
console.error("Textareaが見つかりません。IDを確認してください。");
}
テキストエリアが見つかれば、その中に指定した文字列を挿入します。見つからない場合はエラーメッセージをコンソールに表示します。
テキストエリアのIDについて
テキストエリアのIDは、HTML文書内で要素を一意に特定するための識別子です。以下は、通常のWebページでテキストエリアがどのように記述されているかを示す簡単なHTML例です。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>テキストエリアのIDの例</title>
</head>
<body>
<form>
<label for="prompt-textarea">コメントを入力:</label>
<textarea id="prompt-textarea" name="comment" rows="4" cols="50"></textarea>
<!-- 他のフォーム要素もここに追加できます -->
<input type="submit" value="送信">
</form>
</body>
</html>
この例では、<textarea>
要素がid="prompt-textarea"
となっています。このIDがJavaScriptコード内のtextareaId
変数に対応しており、指定したIDのテキストエリアを取得する際に使用されます。
なお、実際のWebページではもっと複雑な構造になるかもしれませんが、基本的な原則は同じです。ブラウザのデベロッパーツールを使用して対象のテキストエリアを確認し、正確なIDを指定いただけたらと思います。
コピー用コード
ブックマークレットは1つの文字列として扱われ、改行やスペースが含まれると正しく機能しない可能性があるので、ご登録下記コードをご使用いただけたらと思います。
javascript:(function(){var textareaId="prompt-textarea";var textToInsert="AAA\nBBB";var textarea=document.getElementById(textareaId);if(textarea){textarea.value=textToInsert;}else{console.error("Textareaが見つかりません。IDを確認してください。");}})();
登録手順
- ブラウザのブックマークバーに新しいブックマークを作成します。
- 名前欄に任意の名前を入力します。例: "テキスト挿入ブックマーク".
- URL欄に、上記で記述したブックマークレットのコードを貼り付けます。
- 作成したブックマークを選択すると、指定した処理が実行されます。
まとめ
このブックマークレットを利用することで、テキストエリアへの文字列挿入が簡単になります。是非、作業に活用してみてください。